初めて1人暮らしをする際、食生活に不安を感じる学生さんやご家族の方も少なくありません。そこで注目を集めているのが、食事付き学生マンションです。食事付き学生マンションでは、自炊が得意でなくても栄養バランスの取れた食事を食べられるのが魅力の一つですが、デメリットはあるのでしょうか。
本記事では、食事付き学生マンションの基礎知識やメリット・デメリット、物件の選び方やよくある質問を解説します。食事付き学生マンションへの入居を検討している方、1人暮らしのお部屋探しに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
食事付き学生マンションの基礎知識
食事付き学生マンションのメリット・デメリットを知る前に、まずは基礎知識を押さえておきましょう。
食事付き学生マンションとは?
食事付き学生マンションは、文字通り食事が提供される学生専用の賃貸マンションです。
提供される食事内容は物件によって異なりますが、管理栄養士が監修した献立を、運営会社や外部の専門業者が調理して提供するケースが多いです。食事が提供されること以外は一般的な1人暮らし用物件と大きく変わらないため、1人暮らしをしっかり楽しめます。自室に冷蔵庫が置けるのはもちろん、室内にミニキッチンが付いた物件やシェアキッチンがある物件もあるため、提供される食事以外も自由に楽しめるのが特徴です。
食事付きマンションは、学生向けだけでなく社会人向けのものもありますが、学生向けは通学しやすい立地にあり、防犯にも配慮されています。家具家電が付いた物件もある他、女性専用の物件や男女でフロアが分かれている物件などもあります。
食事提供の形式
食事付き学生マンションの食事は、定食スタイルで提供されるのが一般的です。メニューは毎日決まっていて、一部の物件では、ご飯のおかわりが自由にできる場合もあります。
食事は1日2回、朝ご飯と晩ご飯の2食が提供されるケースが多いです。提供時間は物件ごとに異なりますが、多くの場合、朝ご飯は7〜9時頃、晩ご飯は18〜21時半頃に提供されます。
多くの物件では平日は毎日食事が提供されますが、土日祝や夏季休暇、年末年始などは食事が提供されないケースが多いようです。一部の物件では、土日祝も提供されていることがあるため、契約前に確認しておきましょう。
食事付き学生マンションのメリット
食事付き学生マンションに住むと、どのようなメリットがあるのでしょうか。5つのメリットを紹介します。
自炊の手間が省ける
食事付き学生マンションのメリットの一つは、自炊の手間が省けることです。
自炊するためには、何を作るか考えて食材をそろえて調理をし、食べ終わったら後片付けもしなくてはなりません。食事を作ることに慣れていなければ、調理はもちろんのこと、前後の準備や後片付けに手間取ってしまう方も多いです。
食事付き学生マンションに住めば、自分で食事を用意する必要がないため、時間を大きく削減できます。勉強や部活・サークル、アルバイトなどで忙しい大学生でも、時間を有効活用しながら、1人暮らしができるでしょう。
栄養バランスが取れた食生活を送れる
栄養バランスが取れた食生活を送れることも、食事付き学生マンションのメリットです。
自炊が苦手な方や忙しい方は、ついつい外食やコンビニで買ったお弁当などで食事を済ませてしまいがちで、栄養が偏りやすい傾向にあります。自炊を苦に感じない方でも、毎日栄養バランスに配慮した食事を作るのは大変です。
食事付き学生マンションなら、管理栄養士などが栄養に配慮して考えた食事が提供されるため、健康的な食生活を送れます。
食器や調理器具を買いそろえなくて良い
食器や調理器具を買いそろえなくて良いことも、食事付き学生マンションのメリットの一つです。
自炊するには、食器や調理器具を一通りそろえなければなりません。大学合格から入学まではしなければならないことも多いため、食器や調理器具を買わなくて良いだけでも、準備の時間を節約できます。
購入費用を抑えられるため、経済的負担の軽減にもつながるでしょう。
生活リズムが整いやすい
食事付き学生マンションのメリットとして、生活リズムが整いやすいことも挙げられます。
物件によって食事の提供時間は異なるものの、毎日の提供時間は決まっているため、自然と規則正しい生活リズムが身に付くでしょう。朝が苦手な方でも、「おいしい朝ご飯を食べられる」と思えば、早起きの習慣が身に付きやすいです。
友人を作りやすい
友人を作りやすいことも、食事付き学生マンションのメリットの一つです。
食事付き学生マンションでも、一人ひとりの居室がありますが、多くの場合、食事は共有スペースの食堂で取ることになります。
大学に入学して知らない土地に住むと、なかなか友人を作るのに苦戦してしまう方も少なくありませんが、食事を一緒の空間で取る食事付き学生マンションなら、自然と距離が近づきやすいです。同じマンションに住む学生と仲良くなれば、学生生活がより楽しめるようになるでしょう。
食事付き学生マンションのデメリット
食事付き学生マンションには、デメリットもあります。入居してから後悔しないように、デメリットも把握した上で検討するようにしましょう。
自分でメニューを選べない
食事付き学生マンションのデメリットの一つは、自分でメニューを選べないことです。
日々提供されるメニューは、あらかじめ決められています。時には嫌いなものが提供されることもあるでしょう。ただし、提供される食事をきっかけに好き嫌いを克服する方も多いようです。
どうしても他のメニューが食べたいときは、外食やコンビニのお弁当などで食事を済ませるのも一つの方法です。
自分のタイミングで食事が取れない
自分のタイミングで食事が取れないことも、食事付き学生マンションのデメリットの一つでしょう。
前述した通り、物件ごとに食事が提供されている時間は決まっています。ゆっくり寝たい日でも、食事を取るためには朝起きなくてはなりません。また、遊びに出たりアルバイトがあったりすると、夕食に間に合わない可能性もあります。
自炊の習慣が身に付かない
自炊の習慣が身に付かないことも、食事付き学生マンションのデメリットの一つです。
将来食事付き学生マンションを出て1人暮らしする場合、自炊する必要が出てきます。学生のうちに自炊の習慣が身に付いていないと、社会人になってから栄養が偏った食生活になってしまう方も少なくありません。
食べないとお金が無駄になる
食事を食べないとお金が無駄になることも、食事付き学生マンションのデメリットでしょう。
食事付き学生マンションは、月々の家賃に食費や運営費が含まれています。外食やコンビニのお弁当で食事を済ませたとしても、食費や運営費は返金されないため、外食などの頻度が多ければお金が無駄になってしまいます。
後悔しない! 食事付き学生マンションの選び方
食事付き学生マンションを選ぶ際は、契約前に食事の内容や提供形式、提供時間などを詳しく確認しましょう。食事に関するルールや共有スペースのルールが厳しく決められている物件も多いです。以下のポイントをチェックすることをおすすめします。
● 食事提供の曜日・時間
● 食事のメニュー
● 試食の可否
● 追加料金が発生するケースの有無
これに加え、通常のマンションのように、初期費用や賃料、共益費、解約条件などもしっかり確認するようにしてください。食事付き学生マンションに限ったことではありませんが、契約期間よりも早く解約すると、違約金が発生する物件もあります。
食事付き学生マンションは、一般的なマンションと比べると物件数がそれほど多くありません。入居を希望している場合は、早い段階から不動産会社への相談や内見を行い、ご自身に合いそうな物件の目星を付けておきましょう。
食事付き学生マンションに関するQ&A
Q. 食事の持ち帰りはできますか?
多くの場合、食中毒予防などの観点から共有スペースの食堂で取ることが原則となっています。
ただし、食事に関するルールは物件によって異なるため、契約前にご確認ください。
Q. アレルギー対応はしてもらえますか?
個別のアレルギー対応はしていない食事付き学生マンションが多いようです。アレルゲン表示を記載した献立表を事前に提示している物件などはあります。
この点も物件によって異なるため、契約前に確認しましょう。
Q. 病気の際の食事はどうなりますか?
病気の際は、消化の良いおかゆやうどんなどを提供してくれる食事付き学生マンションは多いです。また前述した通り、食事は食堂で取るのが原則となっている物件が多いですが、病気の際は部屋まで食事を運んでくれる物件もあります。
この点も、物件ごとに対応が異なるため、事前に確認するようにしてください。
Q. 友人や家族を食堂に連れてきても良いですか?
多くの食事付き学生マンションでは、友人や家族を食堂などの共有スペースに入れるのはOKとなっています。宿泊をOKとしている物件も多いようです。
ただし、女性専用の食事付き学生マンションは、共有スペースであっても男性は入れないルールになっているケースが多いです。この場合、家族であっても男性の入室はできません。
ルールは物件によって異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
学生の1人暮らしに関するご相談は学生ハウジングへ
食事付き学生マンションは、自炊の手間を省きながら、健康的な食生活が送れるタイプの賃貸物件です。友人もできやすいため、知らない土地での1人暮らしの不安も軽減できるでしょう。ただし、紹介したようにデメリットもあるため、入居を決める前に、ご自身に合っているかをしっかり検討してみてください。
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