「冬の大文字」
まだ松の内ですが、お正月気分も抜けてきた頃で寒さも此れから厳しくなってきます。京都の冬は、底冷えがして、少し違った寒さです。昔の京都人は、京の都の地下には大きな水瓶(地下のため池)があり、井戸が干上らない代わりに、冬は底冷えがし、夏は蒸し暑いと言っていました。
夏の暑い盛りの盂蘭盆会の「大文字」の送り火は一時の暑さを忘れさせる行事です。そしてこの「大文字」は、冬にも我々を楽しませてくれます。
京都には余り大雪は降りませんが、薄っすら雪化粧をすることは多々あります。このときに「大文字」が白い文字で浮かび上がります。うっすらと雪化粧をした京の町に白い「大」の字が浮き上がるのは、年に1回か2回有るか無いかです。夏の赤い炎の「大」の字と冬の白い雪の「大」の字どちらもそれぞれに趣があって、良いものです。
今度雪の降った後に、東の山々を眺めてみませんか。きっと、また違った「大文字」に出会えるかもしれませんよ。
チョットお耳を・・!
退室・入居のシーズンになってきました。ここで、敷金について、一言助言と損をしないお話をしましょう。
そもそも敷金とは、家賃滞納や家主様に対する債権の保証として、家主様にお預けする金銭です。ですから、退室後、原則として返金される金銭ですが、ここで、問題になるのが、原状回復費用負担です。退室時に、原状に回復して、お部屋を返すのが原則の為に、原状回復費用が発生し、敷金から差し引かれて、残金が敷金返還されます。この原状回復は、通常使用の範囲を超えた使用により、発生した損壊、汚損を回復する義務が賃借人(借主)に負わされます。
通常使用とは、善良なる管理者の注意義務による管理となっており抽象的ですが、要するに普通の使用による汚損・破損、経年による汚損・破損では、回復義務がないということです。
管理会社は、入居時のお部屋の状況を何らかの記録によって、把握しており、退室時のチェックによって、回復義務の有り無し、及び範囲を査定します。そこで、ぜひ入居時に入居者自身でチェックをし、写真に収めて保管することをお勧めします。
自分のした故意・過失による汚損・損傷は、進んで、申告したほうが良いでしょう。詰らないことを隠しても、却って悪印象を与えますから・・・。
原状回復を査定する人も、勘違いや間違いを起こします。自分の主張はドンドン主張しましょう。ただし、貴方も勘違いや間違いそして、原状回復査定の解釈の間違いもあることをお忘れなく。
お部屋探しにもう一工夫
普通お部屋を探されるときは、まず、家賃と共益費、それと場所で探されると思います。確かにこれらのことは、重要なことですが、本当にそれだけで良いのでしょうか。毎月の支払いは、家賃と共益費の他に、光熱費(ガス・電気・水道)が掛かりますし、インターネットの接続費用も掛かります。費用の面では、これらの費用も考慮してください。また、設備面も要チェックです。受水槽清掃は、キチンとされているか、消防設備はどうか、付帯の設備機器は古くないか、また、故障の時の連絡先はキチンと決まっているかなどのチェックも必要です。これらのことは、窓口担当者に紹介時に確認をし、案内時に現地で確認しておくべきです。そして、判らないことや、疑問は全てその場で質問をして、確認しておくべきです。
特に重要なのは、重要事項説明時に、特約等の説明は納得行くまで確認すべきです。契約してしまうと、それらの事は全て納得されたものとして進められます。退室時に余分の負担が掛かるような特約もあり、その時点で知らなかったと言っても通用しませんので、ご注意ください。
探しているお部屋は、これから何年間も生活の中心になる場所です。生活していく上で、不安や、困りごとがあったら、安心して生活できません。安心・安全・快適なお部屋探しをするには、納得が行くまで質問をして、自分の眼で現地を確認してから決めましょう。
これから、住むのは貴方ですよ・・・・・。
寒くなってきましたネ!
京都の周りの山々は、徐々に色好き始めてきて、朝晩は寒くなってきました。もうすぐ、京都の街中も、紅・黄・緑ではなやかな化粧をします。
ところで、最近は、電気製品を多く使用されており、また、エコを叫ばれておりますので、待機電力が問題視されておりますが、待機電力にも重要な役割があります。一番身近なものでは、パソコンの待機電力があるでしょう。電源を抜いたまま長期間放置すると、内部バッテリーが上がってしまい、メモリーが消滅する可能性があります。それと、マンションの設備機器についても重要な待機電力があります。
給湯器の待機電力は、凍結防止の為の待機電力です。
京都の冬は冷え込み、夜に野外のものを凍結させることが、多分にあります。最近の給湯器は、4℃~2℃以下に気温が下がると自動的にヒーターが作動して、凍結を防止しています。万一凍結すると、給湯器内の配管が破裂して、水漏れを起こし、使用できなくなります。長期にお部屋を空けられる時に、よくメインブレーカーを落とされる場合がありますが、冬場は決してメインブレーカーを落とさないでください。特に外に給湯器が設置されているお部屋は、凍結します。
待機電力の無駄を無くすため、エコのために電源を落とすのであれば、各電器製品の電源プラグを抜いてください。テレビ・エアコン・冷蔵庫・電気コタツ等々は、待機電力が流れています。こまめに電源プラグを抜くようにしましょう。でも、決して、メインブレーカーは落とさないでください。
京都の冬の寒さは、北海道や東北地方の寒さとは違った寒さです。京都では、この寒さを1,000年以上前から楽しんできました。貴方も、この京都の寒さを、貴方自身の知恵で、楽しんでください。
キット良いことがありますヨ。
前回「もう一つの天神さん」を紹介しましたが、長岡京市には、光明寺もあります。京都の「光明寺」と同じく、浄土宗のお寺です。
京都の「光明寺」は「金戒光明寺」と言い、岡崎の北、黒谷にあり、「黒谷さん」の愛称で知られています。
長岡京市の「光明寺」は、西山浄土宗総本山光明寺と呼ばれ、粟生の光明寺さんと呼ばれて親しまれています。この粟生の光明寺さんは、紅葉で知られています。山門を入って、緩やかな階段を御影堂(本堂)に向かう参道は両側がもみじに覆われており、脇参道は、もみじ参道とよばれています。
見ごろは、10月下旬から11月中旬ですので、一度訪れられたらいかがでしょう。
「黒谷さん」は、広い境内で、ここも紅葉がとても綺麗です。幕末には、幕府軍の要塞に使われた歴史もあり、なかなかの趣きがあり、
粟田口から、南へ行くと、幕末の歴史散策もできます。
「黒谷さん」へは、市バス「黒谷」下車徒歩約3分。
「粟生光明寺」へは、阪急「長岡天神」下車 阪急バス「光明寺」
各物件の売り込み文句は何にするか、みんな頭を悩ますところです。私は、グルッと周囲を歩いてみます。すると必ず、これにしよう!と ひらめくものが出会えます。最近では、お風呂屋さん、京都には銭湯がまだまだたくさん残ってます。楽しい名前の風呂屋さんだったらなおさら。私の今の棲家もかの舟岡温泉から5分くらいのところで、同じ距離に銭湯が他にも2軒も。 寺、神社、町家カフェなど京都らしい物が近くにあれば、胸を張っておすすめ。それから、お地蔵さまも・・これは京都ならどこでもいたはりますが、団体で並んでたり 素朴にポツンと立ってたり・・子供には無条件で守ってくれますが、大人もちゃんとおまいりしたら見守ってくれます。自分が子供か大人か判らなければ・・・親に聞いてみてください。
最近の内容
*盗難届け
*止水栓いたずら対策
*ハチの巣駆除
*エアコン季節対応・・・・これが多い
エアコンをフル冷房で使う季節になりました。このとき部屋から排除する水分(ドレン)の量たるやすごい量で、オンにしたとたんジャバジャバ排出されます。これを生活排水として、流れていくようにドレン配管ホースがあるのですが、このホースの紫外線による破損が目立ちます。するとベランダの下の階の洗濯物に水がかかったりするので・・要修理 ホームセンターでホース買ってつなぎましょう。
西陣あたりの町家では この水をバケツにためて、打ち水や、植木の水やりに使っている風景が見られ、京都らしいエコだなあと感心させられます。蒸留水なので、とてもピゥアな成分なのかもしれません。